本稿では、生命保険会社に関わる4月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局（European Supervisor Authorities、ESAs）、欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）などが公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- ESAsが、サステナビリティに関する開示を拡大・簡略化するための改訂を提案
- ESAsが、EUの財務制度におけるリスクと脆弱性に関する共同委員会レポートを発表
- FCAが、翌12か月の明確な計画を設定
- EIOPAが、マーケットおよび信用リスクのモデリングに関する2021年末調査研究を公表
- PRAが、臨時コンサルテーションペーパー8/23を公表し、重要な第三者調査に着手