本稿では、生命保険会社に関わる5月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局(European Supervisor Authorities、ESAs)、欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、健全性規制機構(Prudential Regulation Authority、PRA)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)などが公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- ESAsが、インフレおよび金利が顧客の家計にどのように影響を与えるかについて、消費者の理解を助ける対話式ファクトシートを公表
- EIOPAが、規則に関するQ&Aと第4四半期のソルベンシーIIデータ用リスクダッシュボードを公表
- FCAが、消費者保護義務(Consumer Duty)の実施期限が迫っているとの警告を発出
- PRAが、2023-2024年事業計画を規定し、CP 9/23を公表