本稿では、生命保険会社に関わる3月の規制の進展を振り返ります。欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、健全性規制機構(Prudential Regulation Authority、PRA)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)などが公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- EIOPAが、保険における金融イノベーションをマッピングするための新たな調査を開始
- FCAが、初の長期資産ファンドを認可
- PRAが、気候関連リスクおよび法定資本フレームワークに関するレポートを公表
- EIOPAが、不公平な「プライスウォーキング」実務に関する監督声明を発表
- FCAが、持続可能性に関する情報開示要件および投資区分に関する助言についてアップデート
- PRAが、2022年サイバーストレステストによる所見を公表