本稿では、生命保険会社に関わる6月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局(European Supervisor Authorities、ESAs)、欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、健全性規制機構(Prudential Regulation Authority、PRA)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)などが公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- ESAsが、グリーンウォッシングに関する進捗報告を公表
- EIOPAおよび欧州銀行監督機構(European Banking Authority)が、データ・ポイント・モデリング基準2.0を公表
- EIOPAが、2022年アニュアルレポートおよび2023年6月の財務安定化報告書を公表
- FCAが、消費者保護に関する1か月間の警告を発表し、リテールおよび年金による長期資産ファンドへのアクセスが拡大
- PRAが、コンサルテーション・ペーパーCP12/23を公表