本稿では、生命保険会社に関わる12月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局(ESAs)、欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)、健全性規制機構(Prudential Regulation Authority、PRA)などが公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- FCAが、新たなOverseas Funds Regime(海外ファンド管理体制)に関するコンサルテーションを公表
- PRAが、オペレーショナル・レジリエンスとその方針に対するアプローチに関する複数のコンサルテーションペーパーを発行
- PRAが、ソルベンシーIIのレビューに関するステートメントを発表
- EIOPAが、2023年12月のFinancial Stability Report(財務安定性報告)を公表し、サステナビリティ関連請求およびグリーンウォッシングに関する意見草案に対するコンサルテーションを開始
- ESAsが、レポートおよびステートメントを公表