本稿では、英国および欧州の生命保険会社に関わる4月の規制の進展を振り返ります。欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、欧州監督当局(European Supervisory Authorities、ESAs)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)、健全性規制機構(Prudential Regulation Authority、PRA)などが公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- EIOPAが、欧州保険会社の地政学的緊張の増大に対するレジリエンスに関するストレステストに着手
- ESAsが、Digital Operation Resilience Act(デジタル運営レジリエンス法)実施の次のステージのための任意の試算に着手する計画を公表
- PRAが、2024/25年事業計画(Business Plan 2024/25)を公表
- FCAが、アンチグリーンウォッシングのガイダンスとサステナビリティ・フレームワークを延長するプロセスを確認
- EIOPAが、欧州保険市場のデジタル化の進展に関するレポートを公表