本稿では、欧州の生命保険会社に関わる2月の規制の進展について振り返ります。欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）が公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。

• EIOPAが、ソルベンシーIIの限定的な報告要件における市場シェアに関するガイドラインについての協議を開始
• EIOPAが、ソルベンシーIIに基づく保険会社の自己資本からの予見可能な配当控除に関する監督声明を発表
• FCA職員が、企業文化およびシステミックリスクの管理について講演
• PRAが、ポリシーステートメント3/25「The Prudential Regulation Authority’s approach to policy（健全性規制機構の政策へのアプローチ）」を発表