Skip to main content
Survey results

ポルトガルにおけるIFRS第17号:導入後の概況

5 June 2025

国際財務報告基準(International Financial Reporting Standard、IFRS)第17号の導入は、世界中の保険会社の大きな課題となっており、ポルトガルも例外ではありません。同基準の採択状況と企業の進捗状況を理解するため、評価手法、基準の理解度、導入における障害について、業界の専門家に調査しました。本稿では、19の質問に対して得られた結果について論じます。

主な調査結果は以下の通りです。

  • 回答者の92%が年初来会計アプローチを選択し、期間ごとのアプローチを選択したのは8%のみでした。
  • 70%がIFRS第17号の詳細分析のためのダッシュボードツールとしてExcelを使用し、専用ソフトウェアを使用しているのは15%のみでした。
  • 54%が社内予算編成ソリューションを使用し、15%がベンダーツールを利用した一方で、31%はまだツールを持っていませんでした。
  • 46%がIFRS第17号の数値の生成・分析に6日以上を要すると回答し、4日以内に対応可能と回答したのは39%のみでした。
  • 利益の早期認識を可能にする明確な利点があるにも関わらず、カバレッジユニットに割引を適用したのは54%のみでした。

Ruben Escobar

Javier Munoz

We’re here to help