ソルベンシーII 2020レビューを受けて、欧州議会(European Parliament)は2024年4月にソルベンシーII指令の改正を正式に採択しました。これを踏まえ、欧州委員会(European Commission)は2025年10月に同指令の根幹となる委任規則(Delegated Regulation)の最終改正を公表しました。
改正されたソルベンシーIIフレームワークの施行日である2027年1月30日が近づく中で、欧州委員会と欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)は、制度の技術的側面を明確化・精緻化するため、引き続きコンサルテーション・ペーパーを発表しています。
本稿では、第4弾となるコンサルテーション・ペーパーについて取り上げます。主な内容は以下の通りです。
- 技術的準備金の評価に関する改訂ガイドライン案(主にリスクマージン算出方法の変更に焦点)
- リスクマージンの簡易計算に関する規制技術基準(Regulatory Technical Standards、RTS)案
- リングフェンス・ファンドに関する改訂ガイドライン案
- マッチング調整の承認に関する改訂実施技術基準(Implementing Technical Standards、ITS)案
- 監督当局への開示用テンプレートに関する改訂実施技術基準案
- 流動性の脆弱性是正に対する監督権限に関するガイドライン案