本稿では、生命保険会社に関わる8月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局（European Supervisor Authorities、ESAs）、欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）が公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。

• EIOPAが、第三国におけるガバナンスの取り決めに着手
• EIOPAが、Q1リスクダッシュボード（Risk Dashboard）、ORSAsに気候変動を反映することに関する適用ガイダンス、規則に関するQ&Aを公表
• PRAが、PS7/22「Reponses to Occasional Consultation Paper March 2022（臨時コンサルテーションペーパー2022年3月に対する回答）」を公表
• FCAが、ESG（Environmental, Social and Governance）関連事項に外部の専門知識を求めています。