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ミリマン・マーケットモニター・ロンドン:2019年5月31日

12 June 2019

米中の貿易摩擦が高まり、合意なきBrexitのリスクが高まっていることから、世界の政治問題が大きな要因となり、5月の株価は大幅に下落し、ボラティリティは上昇しました。

Euro Stoxx 50インデックスの5月のパフォーマンスは振るわず、5.5%の損失となりました。政治的不確実性が世界中に広がっており、米国、日本、新興国の市場は全て6%を超す損失となりました。

5月の株式市場のパフォーマンスは低調だったものの、投資家がより安全な投資先を選んだことから、債券市場のリターンは上昇しました。英国国債は、2.9%のゲインとなりました。

ソルベンシーIIのGBPリスクフリーレートは、全ての期間で5月に大幅に低下しました。EURの長期金利は、2016年の記録的低水準まで近づいてきています。

5月のボラティリティは、政治的不確実性を背景に、全ての先進国市場で上昇しました。実現ボラティリティは、英国、欧州、米国株価について10%を超えました。欧州、英国、米国株式に対するボラティリティ・リスクプレミアムは、5月に上昇しました。


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