COVID-19感染者数の急増に各国市場が反応したため、FTSE 100インデックスは、同月4.7%下げて年初来24%の下落、Euro Stoxx 50は同月7.3%下落しました。世界の株式市場では、MSCI新興国市場インデックスが月末時点で2.1%上昇となった一方、米国S&P 500と日本のTopixは、それぞれ2.7%と2.8%の下落でした。この下げにもかかわらず、S&P 500は年初来2.8%の上昇のままでした。英国ポンドの10月のパフォーマンスは様々で、日本円に対しては0.5%下げた一方、ユーロと米ドルに対してはそれぞれ0.9%と0.3%上昇しました。GBPおよびEUR CRAsは、それぞれ13ベーシスポイントと10ベーシスポイントで変わりませんでした。英国CPIインフレ指標は、9月に30ベーシスポイント上昇して0.5%になりました。差し迫った米国大統領選とCOVID-19の懸念により、大部分の主要株価指数の実現ボラティリティが10月に上昇しました。しかしFTSE 100インデックスの実現ボラティリティは、月末時点で17.8%に低下しました。
ミリマン・マーケットモニター・ロンドン:2020年10月30日