新型コロナウイルスに対して有効性のある3つのワクチンの発表に支えられ、投資家が自信を深めたこと、また米国大統領選挙後の政治的確実性が増したため、11月の株式市場は非常に堅調でした。FTSEは、同月を12.7%の上昇で終えましたが、Brexitのデッドラインが、すぐそばまで近づいており前年同期比では14.4%低いままです。S&P 500と日本のTopix指数は、それぞれ月末までに10.9%と11.1%上昇しました。英国国債は0.5%下げました。CPIおよびRPIインフレ指標は、いずれも10月から20ベーシスポイント上昇し、それぞれ0.7%と1.3%になりました。FTSE 100指数の実現ボラティリティは、11月に上昇して月末時点で20.9%です。インプライドボラティリティの低下が実現ボラティリティよりも顕著であったため、ボラティリティリスクプレミアムは11月に低下しました。
ミリマン・マーケットモニター・ロンドン:2020年11月30日