主要株式指数の大部分が9月に低下し、一部の投資家はグローバルなCOVID-19陽性者数の増加に加えて現在の株式評価についても懸念していました。日本のTopixは、同月のパフォーマンス上位の一つであり、1.3%上昇しましたが、年初来では依然として3.4%のマイナスです。英国国債および英国社債の指数はいずれも9月に上昇し、それぞれ1.6%および0.5%のリターンとなりました。GBPおよびEURのリスクフリーレートはいずれも全ての期間で9月に低下し、より長期の金利では最大の下げ幅となりました。英国のCPIおよびRPIインフレ指数はいずれも8月に下落しました。主要指数の実現ボラティリティは、米国における選挙に関わる不確実性の高まり、Brexit移行期間終了時の合意なき離脱リスクの高まり、欧州におけるCOVID-19陽性者の増加、そしてテクノロジーセクター株の過大評価への懸念を背景に9月を通して上昇しました。
ミリマン・マーケットモニター:2020年9月30日