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ソルベンシーIIにおける保険会社にとってのインフラ投資(英語版のみ)

ByEd Collinge, Serkan Bahceci, and William Coatesworth
24 September 2013

インフラ資産は、広範なリスクと期待リターンのプロファイルを提示し、典型的に保険会社が投資する既存資産区分から脱却した多様化の手助けをします。リスク・プロファイルを完全に理解して受け入れ可能とみなす場合、比較的安定的な長期のキャッシュフロー、インフレ対策となるキャッシュフロー、そして魅力的スプレッドの中長期プロジェクト・ファイナンスの負債の組み合わせが、特定の保険負債について良好なマッチングとなるかもしれません。ソルベンシーIIにおけるインフラ投資の取り扱いに関する現行ドラフト提案は、インフラ投資を大ざっぱに一括りにしているため、期待リスク・リターンのプロファイルが非常に異なるインフラ投資の多様なスタイルを区別する機会を失っています。インフラ・セクターのこの取り扱いは、欧州の保険会社がリスク領域の低い方の端にあるインフラ資産が提供する安定的で比較的予測可能な長期キャッシュフローにアクセスするのをより困難にするかもしれません。

本レポートは、J.P. Morgan Asset Managementと共同執筆し、インフラ投資を論じ、ソルベンシーIIにおいて提案されている取り扱いを含め、こうした投資の保険負債を支える資産区分としての適切性を検討するものです。


Ed Collinge

Serkan Bahceci

William Coatesworth

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