本稿では、生命保険に関わる2月の規制の進展を振り返ります。欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）が公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。

• EIOPAが、2023年のSupervisory Convergence Plan（監督実務収束計画）および第三国におけるガバナンスの取り決めに関する監督声明を発表
• FCAが、Consumer Duty（消費者保護）実施への移行を支援
• EIOPAが、2022年第3四半期ソルベンシーIIデータに基づくリスクダッシュボードを公表
• PRAが、コンサルテーションペーパー3/23「Dealing with insurers in financial difficulties（財政難にある保険会社への対応）」を公表
• FCAが、持続可能な変革のための資金手当て、および規制イニシアチブ・グリッド（Regulatory Initiatives Grid）に関するディスカッションペーパーを発表