本稿では、英国および欧州の生命保険会社に関わる6月の規制の進展を振り返ります。欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、欧州監督当局（European Supervisory Authorities、ESAs）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）などが公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。

• ESAsが、2023年合同年次報告（Joint Annual Report for 2023）および金融セクターにおけるグリーンウォッシングに関する最終報告（Final Reports on Greenwashing）を公表
• EIOPAが、2023年アニュアルレポート（Annual Report for 2023）および規則に関するQ&Aを公表
• FCAが、Consumer Duty（消費者義務）に基づく保険の複数形態でのモニタリングのレビュー結果を公表
• PRAが、ポリシー・ステートメント10/24「ソルベンシーIIのレビュー：マッチング調整の改革（Review of Solvency II: Reform of the Matching Adjustment）」を公表