本稿では、生命保険会社に関わる7月の規制の進展を振り返ります。欧州監督当局（European Supervisor Authorities、ESAs）、欧州保険・年金監督機構（European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA）、健全性規制機構（Prudential Regulation Authority、PRA）、金融行為規制機構（Financial Conduct Authority、FCA）が公表した業界関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。

• ESAsが、（サステナビリティへの）主要な悪影響の任意開示の範囲についてのレポートを発行
• EIOPAが、外部委託の規則およびピアレビューに関するQ&Aを公表
• PRAが、PS6/22「Solvency II: Definition of an insurance holding company（ソルベンシーII：保険持株会社の定義）」を公表
• FCAによる消費者の義務（Consumer Duty）が、各種金融サービスの大きなシフトを招く模様